オカメインコ挿し餌雛の育て方 の前に

まず、最初に言っておきます
オカメインコは
一人餌の中雛をお迎えすることを強く推奨します!

何故?
鳥にとって一人餌に切り替わる頃非常にデリケートな時期です
加えて、オカメインコは非常に寂しがり屋でビビリで甘えん坊です
一人餌移行の難易度が非常に高いのでオカメは扱わないショップもあるほどです
寂しくて、緊張しすぎて餓死してしまう事もあるんです
挿し餌~一人餌になる迄の間に環境が変わって
ストレスを与えることは好ましくありません

一番怖いのが、感染症です
市場を通った雛たちは厄介な菌を保菌している可能性があり
元気なら成長過程で自然に打ち勝てる菌すら、
体重減少などにより感染・発症し、最悪のケースに陥ることもよくあります
有名な感染症 メガバクテリア症・ロックジョウ症候群・ビタミン欠乏症・ヘキサミタなど

我が家の親鳥は年に2回の健康診断、
年に1回のPBFD/BFD/オウム病の遺伝子検査を行っています
ですが100%うちは安全です!とも言い切れません

病原体はどこにでもいるのです

鳥の感染症は、羽や糞の接触や飛沫による感染が非常に多いです
ペットショップやホームセンターに鳥用品を買いに行ったとします
生体に直接触らなかったとしても、生体を触った人が触った商品はどうでしょう?
生体を管理している人が陳列した商品は?

そんなことまで心配していたら何もできない!と思うでしょう 
私もそう思います!
ですがPBFDの原因であるサーコウィルスは、
一定条件下で何年も生き続けることができるそうです

PBFDという病気は、2020年現在 特効薬はありません
感染し、発症した個体は羽の形成異常・脱羽などが始まり
最後には免疫不全による合併症で亡くなります

PBFD詳しくはこちら(Wikipedia)

鳥がかかる多くの病気に効く特効薬はまだ少ないです
心配しすぎでしょうか?
毎日のちょっとした気遣いや予防で愛鳥への感染は防げるのに?

ちょっと脱線しました

どうして挿し餌雛ではなく、一人餌の中雛がオススメかというと
挿し餌による食滞などのトラブル
一人餌移行時の体重減少による体調不良 などのリスク非常に低く
先天性の病気や障害の有無
感染症にかかっているか否か が、既に判断されているからです

そして
よく人に慣れた一人餌中雛のオカメインコなら
新しい家族のもとでも問題なくべた慣れになるからです
荒鳥のオカメインコでも、時間をかければ手に乗るくらいには慣れるのです

店頭のオカメインコは挿し餌雛が多く、一人餌の子は少ないので
一人餌まで大切に預かってくれるショップを強くお勧めします

一人餌迄預かってくれるというショップなら
オカメインコの扱いに慣れていて、安心です!


201019


オカメインコにとって、より良い知識と環境をもって
楽しいオカメ暮らしを!